通勤、配達、週末のツーリング。日本のモーターサイクルはまず生活と憧れの道具だった。そこからスポーツとロングツーリングが枝分かれし、いまの多様性が生まれた。
生活の車輪が先にあった
狭い路地、駅前の海、雨のシートカバー。文化の土台は、競技の表彰台より日常の反復にある。
日本の道は、バイクに合わせて曲がってきた。
スポーツとツーリングの分岐
クラブ活動、スーパースポーツ、アドベンチャーバイク。道具が多様化するほど、物語も分岐する。本誌はその分岐を否定せず、横断して読む。
物語の道へ
しまなみ海道のような専用空間ができたとき、文化は「移動」から「物語」へ移った。景観を守ることは、物語を守ることでもある。
歴史欄は懐古のためではない。現在の選択に、文脈を渡すためにある。
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